No.11 自分と向き合える時間

坂下茉優/ Menu

 

――旅に出たきっかけは?

 

小さいときから家族旅行で海外には行っていたんだけど、自分の意志で旅に出ようと思ったのはちょうど大学一年生の春だったかな。ベトナムに行ったのが最初だった。実際中学、高校、大学一年の夏までは学校生活がすごく充実していたから海外旅行とか全然興味なかったんだよね。だけど大学一年の夏に入っていたサークルをやめたら、毎日の日々が何か物足りなくて、「私のやりたいことって何なんだろう」って疑問に思ったんだ。そんな時に旅好きのバイト先の先輩から、「旅すると本当の自分が見えるよ」って言われたんだ。その一言が旅にでようと思った一番のきっかけかな。

 

 

 

――一番印象的だった国は?

 

 

インド。風景とか建物が雑多ですごく面白かった。あとは人の思想とか考え方から宗教を感じたのも印象的だった。「私とあなたは前世からのご縁ですねー。」ってごく自然に言ってきたり、輪廻転生の話をされたり。あと人口が多いから、社会を生き抜いていくためにすごい努力をするんだよね、インド人って。そんな姿を見て、日本たるんでるなーなんて思ったりもした。日本って死に物狂いにならなくても就職できちゃうし。 

 

 

 

――そんな印象的だったインドでのエピソードを教えてください。

 

 

パスポート紛失事件(笑)超短時間の観光中に失くしちゃったんだよね。そのときに付きっきりのガイドさんが「ちゃんと日本に返すまでずっと一緒にいるから。仕事とかじゃなくて僕一人の人間として、茉優っていう人間を助けたいから。」って言ってくれたの。その言葉にすごく励まされた。結局延泊することになったんだけど、そのおかげでガイドさんのお家で本場のカレーを作ったり、旅行会社の社長さんとか、ガイドさんの友達のお家に泊めてもらえたりもしたよ。いろんな人の助けと優しさに触れて、インドは愛のある国だなーってすごく感じたな!

 

 

 

――そんな経験からどんなことを感じましたか?

 

 

その時期ちょうど親のことうざがってたんだけど(笑)、自分偉そうに生きてたなって思った。人に対する優しさとか思いやりを大切にしようって。自分を見つめかえすきっかけにもなったな。

 

 

 

 

――最後にあなたにとって旅とは何ですか?

 

 

ん〜なんだろうな〜。ワクワクとか刺激を受けて、自分を知れるものかな。日本とか日本の文化が染み付いてる自分に気付けるきっかけだし、こうなりたいなあという自分を感じられるんだよね、旅をすると。